MAGAZIN INDEX

 MAGAZINE INDEX
出張で宿泊したホテルや、日々の拘りなど徒然に。
 




№25 Albert Ménès アルベール・メネス

味にうるさいパリの人々に愛され続けている
ピスリー・フィンヌ



パリ8区のマドレーヌ広場には、1854年創業「Hédiardエディアール」の本店や1886年創業「Fauchonフォション」の本店をはじめとする高級食料品店とキャビア、トリュフ、マスタードなどの高級食材の専門店などが、広場を取り囲むように並んでいる。グルメなパリジャン&パリジェンヌやおいしいお土産を買い求めるツーリストたちで、マドレーヌ広場は連日にぎわいを見せている。それら店舗と並び高い評価を得ているのが、1921年創業の「Albert Ménèsアルベール・メネス」だ。この店も、味にうるさいパリの人々に愛され続けているエピスリー・フィンヌ(épicerie fine高級食料品店)だ。 




ブルターニュ生まれのアルベール・メネス氏によって創業された「アルベール・メネス」の本店は、日本の雑誌や本の「パリ・グルメ特集」などでは、マドレーヌ広場のそばと紹介されることが多い。しかし、マドレーヌ広場からだと少し歩くことになるので、メトロ9号線Saint-Augustin駅で下車するのが一番近い。



マルゼルブ大通りに出れば、赤いファサードのかわいいお店なので、すぐわかる。「フォション」や「エディアール」の本店は、サロン・ド・テも併設した大型の総合食料品店だが、これに対して「アルベール・メネス」の本店は、街の小さな食料雑貨店といった佇まいだ。





パリ滞在中、仕事の合間に出かけると、こんな張り紙に出迎えられることも少なくない。営業時間をよく確認しないで出かけるのが悪いのだが、ガッカリ。くれぐれも定休日と営業時間の確認をお忘れなく。でも、ご安心あれ。主な商品は、パリ左岸の老舗百貨店ル・ボン・マルシェの食品館「ラ・グラン・エピスリー・ドゥ・パリ」やパリのスーパーマーケットの代表選手「モノプリ」にも置いてある。しかし、パリの買い物の魅力は、昔からある小さなお店にあることは言うまでもない。




「幼いころ家族と過ごした思い出の食卓」を彩る食品が、現在22のカテゴリーに分けられ、総アイテム数は400にも及ぶという。そんな多数のアイテムの中から、わが家のお気に入りを3つ。



初めは、ゲランドの塩入りバタービスケット。「Petits petits-beurre de Lorient au sel de Guérande(27枚)」は、ブルターニュの昔ながらの製法で作られたバターとゲランドの塩入りビスケット。ゲランドの塩がよいアクセントになった、薄くて固めで、やや小ぶりのバタービスケット。ノスタルジックな香りを漂わせるパッケージにぴったりの味だ。姉妹品の「Petits Petits-beurre de Lorient au sel de Guérande et au chocolat noir(12枚)」は、片面だけビターチョコレートが塗られている。ミルクチョコレートじゃないところが大人を満足させる。



  次は、スパイス・ハーブ類。「エピスリー」の「エピス」とは、スパイスの意味だから、外せない。




フランス語で「小さな竜」を意味する「Estragonエストラゴン(10g)」は、フランスではセルフィーユ、パセリと並ぶ3大ハーブの1つ。わが家の料理に使われる回数も、間違いなくベスト3に入るハーブだ



「Bouquets garnisブーケ・ガルニ(12g)」は、肉料理用(pour viandes)と魚料理用(pour poissons)がある。マリアージュ・フレールのティーバッグと同じ、巾着型のモスリンバッグに入れられている。高さ12センチほどのシンプルな乳飲料風の瓶は、キッチンに並べて置くととってもオシャレ。



最後は、オイルサーディン。「Sardines millésimées à l'huile d'olive vierge extra(232g)」は、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルに漬けられたイワシの缶詰。 収穫末期の大ぶりで肉厚のイワシが使われている。ヴィンテージの印刷されたパッケージに個別のノンブルが打刻されている。賞味期限の表示と食べごろが一致しない食品の代表格がオイルサーディン缶と言われているが、缶の中で熟成が進むのに少なくとも製造から1年はかかるらしい。10年位たったころが一番おいしい(?)という専門家もいるくらいだ。購入したのは、ヴィンテージ2010年、消味期限の表示2014年8月。サラダに混ぜるか、パスタに和えるか、バゲットに乗せて食べるか、今から楽しみだ。  






同じマルゼルブ大通りには、1919年創業の老舗紅茶専門店「Betjeman and Bartonベッジュマン&バートン」がある。 アルベール・メネスから歩いてすぐの、こちらのお店も超オススメ。パリの5つ星ホテル御用達だ。Les Classiques(キャラメルとブルボンバニラ)、そしてPouchkine(レモン、オレンジ柑橘フルーツとベルガモットレモン)が、わが家のお気に入り。




Albert Ménèsアルベール・メネス
41, Boulevard Malesherbes 75008
月15 :00-19 :00 火-金10 :30-14 :00 15 :00-19 :00
http://www.albertmenes.fr/  

Betjeman and Bartonベッジュマン&バートン
23, Boulevard Malesherbes 75008
月-土10 :00-19 :00 http://www.betjemanandbarton.com/